菅長官「立食は通常、来場者の7割分用意」夕食会めぐり
2019年11月15日18時20分

 「桜を見る会」の前日に開かれた安倍晋三首相出席の夕食会の会費について、野党側が「安すぎる」と疑問視していることに対し、菅義偉官房長官は15日午前の会見で、「ホテル側と趣旨を話すことで柔軟に対応いただけると思う。過去にも経験がある」と語った。夕食会に支援者を集めて費用の一部を首相側が負担したのでは、との見方を否定した格好だ。
 夕食会は東京都内の高級ホテルで立食形式で開かれ、2018年の例では、会費は1人5千円だった。同ホテルのホームページで、立食は「1人1万1千円から」という価格設定になっており、野党側が「差額はどうしたのか」(立憲民主党の安住淳国対委員長)と追及している。
 菅氏は会見で、政治家のパーティーは「100人の来場者に100人(分の)立食を用意することが常識、というのはない」と説明。「通常、(来場者数の)7割でやっているだろう」と述べた。前日の会見でも、「5千円でできないことはないんじゃないか。私どもは色々やっている」と話していた。
https://www.asahi.com/articles/ASMCH55NNMCHUTFK00R.html