厚生労働省は15日、全国的にインフルエンザが流行したと発表した。例年よりも2週間ほど早い流行開始だ。
国立感染症研究所によると、11月4日から10日までの1週間(第45週)で、
全国5000カ所の定点医療機関を受診した患者の数は5084人にのぼる。
これを1医療機関あたりで計算すると、流行開始の目安とされる1人を上回って「1.03人」になった。

 国立感染症研究所では毎年、保健所からの報告を元に、全国の患者数を推計しているが、
今年は早いペースで流行が始まっているため、患者数の把握が遅れている。しかし、
9月から患者数の増加が続いている沖縄県では依然として警報レベルが続いているほか、

長崎県、新潟県、青森県の3県でも注意報レベルに達しているという。
直近5週間に検出されたウイルスの種類は、2009年に大流行した
新型のAH1pdm09が98%、残りはA香港型とB型になっている。

https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/2/32019.html