悠紀殿に到着された天皇陛下。

この中で行われる“門外不出の秘儀”とは、いったいどんな儀式なのか。

部屋の中央には、天照大神のための「寝座」。

陛下は、「御座」と呼ばれる場所に伊勢神宮の方を向いて座られる。

ここで陛下は、一回り大きな「神座」と向かい合う形に。

そして、「采女(うねめ)」と呼ばれる介添え役の女性などの手伝いを受けながら、食べ物を竹の箸でカシワの葉でできた皿に盛りつけ、神前に供える。

その後、拝礼し五穀豊穣などを祈る「御告文(おつげぶみ)」を読み上げたあと、最後に、陛下自らが神前にお供えしたものを口にする「直会(なおらい)」が行われる。

およそ3時間にわたる儀式を終え、悠紀殿をあとにされた陛下。

(抜粋)
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