ヤフー・LINE統合へ 鍵は文・韓国大統領と孫会談にあった

 検索サービス「ヤフー」を展開するZホールディングス(ZHD)とLINE経営統合に向けて最終調整に入った。
日本経済新聞が14日朝刊一面トップで報じた。

 ZHDの株式を4割握るソフトバンクとLINEの株式を7割保有する韓国ネイバーが協議しており、月内の基本合意を目指すという。
LINEの対話アプリの利用者数は国内外合わせて約8000万人で、ヤフーのサービスは約5000万人。
さらに金融、小売りなど多様な事業を手掛けており、統合が実現すれば東アジアを基盤に一億人を超すユーザーをもつ「メガプラットフォーマー」が誕生することになる。

(中略)

■流れを決定付けたのは孫氏の韓国政府への接近

 そして、その流れを決定付けたのが孫氏の韓国政府への接近だった。
経産省関係者は、「孫正義氏は7月上旬にソウルで文在寅大統領と会って握手している。韓国から金を引っ張るつもりだ」と筆者に明かしていた。
その席で何が話されたのか。
ビジョン・ファンドへの協力とともに、LINEの親会社である韓国ネイバーへの働きかけがあったのではないか。

7月4日、ソウルで文在寅・韓国大統領と握手を交わす孫正義ソフトバンク会長兼社長(左)と握手を交わす(青瓦台提供)
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