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高純度フッ化水素の世界市場でシェア70%を占める日本企業、ステラケミファは7−9月期の営業利益が前年同期の10分の1にまで激減した。日本政府が韓国へのフッ化水素輸出を規制したことで、業績が悪化するというブーメラン効果を生んだ格好だ。

 ステラケミファは8日、7−9月期の売上高が前年同期比21%減、74億600万円、営業利益が88%減の1億4800万円だったと発表した。9月中間決算も売上高が12%減の171億4000万円、営業利益が54%減の9億9600万円だった。

 ステラケミファは純度が99.9999999999%を超える超高純度フッ化水素の製造技術を保有している。高純度フッ化水素は半導体ウエハーに生じる酸化膜を除去する洗浄作業に必須だ。

 例年ステラケミファはフッ化水素生産量の60%をサムスン電子、SKハイニックスに輸出してきた。しかし、日本政府が韓国に対し、部品、素材の輸出を規制し始めた7月以降は韓国にフッ化水素を輸出できずにいる。

 ステラケミファは「半導体市場が活況だった前年同期に比べ、今年は米中貿易摩擦と韓国に対する輸出管理強化などを背景に輸出が減少した」と説明した。

 サムスン電子、SKハイニックスなどは現在、日本企業が台湾など現地企業と合弁で設立した業者を通じ、代替フッ化水素を輸入している。また、ソウルブレインなど韓国のフッ化水素メーカーも高純度フッ化水素の生産、供給を急いでいる。

http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2019111180003