ウィーワーク創業者ら提訴 米、ソフトバンク孫氏も

 ロイター通信は8日、ソフトバンクグループが経営再建を支援する共有オフィス「ウィーワーク」の運営会社、米ウィーカンパニーの企業価値を急減させたとして、創業者のニューマン前最高経営責任者(CEO)やソフトバンクの孫正義会長兼社長らを相手取って少数株主が訴訟を起こしたと報じた。
 ウィーカンパニーの広報担当者はロイター通信の取材に「訴訟の主張には根拠がないと信じている」と回答した。
 ウィーは起業家らが共同で使えるオフィスを貸し出す事業で成長し、日本など世界各地で拠点を展開。今年9月に上場するとみられていたが、赤字経営が続いたことで事業の収益性や企業統治に疑念を持たれ、上場は延期となった。
 企業価値は今年1月時点で470億ドルとされたが、ソフトバンクが支援を発表した10月下旬には80億ドル程度に急減したもようだ。(共同)
https://www.sankei.com/economy/news/191109/ecn1911090005-n1.html