<日朝、日韓関係の悪化を狙いすましたように東シナ海や日本海で軍事演習をする中ロ、
北が何度日本海にミサイルを撃っても知らないふりのアメリカ。日本に本当の味方はいるのか>

もしも北朝鮮と日本が戦争をしたら、多くの韓国人は北朝鮮側につくことが、韓国の政府系シンクタンクの世論調査で分かった。

11月6日に発表された世論調査は、韓国統一研究所のリー・サンシン研究フェローが
同研究所恒例の平和フォーラム(今年で11回目)の一環として実施したもので、
東アジアのパワーバランスが大きく変わりつつあるなかで、韓国の国民感情を探るために行われた。
この調査で、日朝間で紛争が起きた場合、韓国人はアメリカを中心とする3国同盟のパートナーである日本ではなく、
長年敵対関係にあった同胞の国に味方することが分かった。

「日朝間で戦争が起きるという極端な想定では、回答者の45.5%が北朝鮮を支援したいと答え、
日本を支援すべきだと答えた人は15.1%、どちらでもないという回答は39.1%だった」と、本誌が入手した調査報告には書かれている。

リーによれば、支持政党による違いはほとんどなかった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が推進してきた南北融和路線を考慮すれば、
この結果は「さほど意外ではない」と、リーは本誌に語った。

過去70年間、韓国と北朝鮮は概ね敵対関係にあったが、20世紀前半の約35年間、日本の統治下に置かれた歴史を共有している。
イデオロギー対立で南北が引き裂かれたのは、第二次大戦で連合国側が勝利し、米ソが朝鮮半島に進出してからだ。




日朝戦争なら韓国は北朝鮮の味方、日本はいつの間にか四面楚歌?
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/11/post-13342.php