【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は7日、世界で債務が膨張し、2018年末時点の暫定値で
188兆ドル(約2京500兆円)となり、過去最高を更新したと明らかにした。世界全体の総生産(GDP)比で約230%に達し、
「経済と金融安定にリスクをもたらす」と警告した。

 専務理事はワシントンでの講演で、民間部門が債務全体のほぼ3分の2を占め、拡大の要因だと説明。また先進国では、
08年に深刻化した金融危機で政府が銀行などを救済したため、「公的債務が第2次世界大戦以来の高水準になっている」
と指摘した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019110701339&;g=int