録音の会話聞いて感じた事
それはこの経営者夫婦が30歳の自分の親(60代)にとても近い雰囲気だという事
タイトルだけ見たら最初はとんでもないキチガイホテルだと思ったけど
違う、これはそうじゃない もっと問題は根深いものがあると思った

普段イメージするホテルっていうのは人もホテルもマニュアル化されている
システム化され、合理化されていて、無駄が削ぎ落とされている
ミスが無い機械のようなものに近い それが近代化されたホテルの印象である

しかし、このホテルは恐らく小規模ながら長い家族経営のホテルなのだろう
そうした近代的な宿泊施設や料金を払って相応のサービスを受ける場所というより
自分の親や、親戚の家に泊まる感覚に近いと思う

被害者は確かに可哀想だし、被害者の訴えに不誠実な対応をするホテル経営者夫妻も
酷いと思うけど、これはそれ故の人災という印象が強い

私は録音を聴き進めていく内に段々、賢く若い子供が老いて頭の回らなくなった親を虐めているような
感覚に陥ってしまった 特に夫人の馴染みの客の話など、一見どうでもいいような話にも
思えるが、私にはそこにマニュアルではない、機械ではない人情味みたいなものを感じてしまった