2019年10月10日放送された『クローズアップ現代+(NHK)』にてノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが生出演。

リチウムイオン電池の開発で試行錯誤する当時を語り、1981年頃の「悪魔の川」と呼ばれる基礎研究の開発開始の時点で、
「悪魔の川とはミシシッピ川のことを言っている。東海岸から夢を求めて西海岸へ行くんだけどミシシッピ川にぶつかる、
これが悪魔の川なんですね。だいたい1人か2人の孤独な研究でですんでね、あーでもない、こーでもない
バカだチョンだ言われて孤独な仕事なんですよ」と悪魔の川と呼ばれた当時を語った。

この吉野彰さんの発言後に司会者が「今ちょっとバカだチョンだというご発言がありましたけど、表現が不適切でした」と謝罪。
それに対して吉野彰さんは「はい、すいません」と同時に謝罪した。

しかしこれは当時の悪魔の川を語る上で、「バカだチョンだ」と言われたという内容であり、吉野さん自身の発言ではない。

確かにNHKや民放にとっては不適切かもしれない。
ただ吉野さんはテレビの人間ではなく、ましてや昔は当たり前のように「バカだチョンだ」と言われたり使ってきた人達だ。
ここは会話を途切れさせないでスルーして番組終盤に謝罪するという対応が出来なかったものだろうか。

※記事に動画あり
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