イエメンの親イラン武装組織フーシ派は28日、同派系メディアを通じ、イエメン内戦に介入している隣国サウジアラビアの南部ナジュラーン州近くで攻撃作戦を実施、サウジ兵らを多数拘束したと主張した。29日には拘束したサウジ兵の姿だとする映像を公表した。

サウジ主導の連合軍は29日、フーシ派がイエメン領内からミサイルを発射したがサウジまで届かずに落ちたと発表したが、兵士の拘束には言及していない。

映像では、サウジ側とする軍用車が銃撃を受ける様子や、死傷した兵士、少なくとも10人はいるとみられる拘束された兵士が映っている。

フーシ派は数日前から攻撃を開始。サウジ軍の将校らを含むサウジ側の兵士「数千人」を拘束するとともに、軍用車両数百台を奪ったと主張している。フーシ派報道官は「過去最大の作戦」を実施したと述べた。(共同)

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