3億円提供の会社 売上6倍に、関電幹部ら金品授受

 関西電力の経営幹部ら20人が原発が立地する福井県高浜町の元助役からあわせて3億2000万円分の金品を受け取っていた問題。
元助役に3億円を提供した建設会社は、原発関連工事の受注により売上高を5年間でおよそ6倍伸ばしていたことがわかりました。

 関電は、2018年までの7年間に八木誠会長や岩根茂樹社長を含む役員ら20人が、
原発がある高浜町の森山栄治元助役からあわせて3億2000万円分の金品を受け取っていたことを明らかにしました。

関係者によりますと、金沢国税局の調査で、森山元助役には地元の建設会社「吉田開発」から受注の手数料としておよそ3億円の資金が渡っていたということです。

 民間の信用調査会社などによりますと、吉田開発は高浜原発などの関連工事を請け負っていて、
2013年の売り上げは3億5000万円でしたが、去年の売り上げは21億8000万円とおよそ6倍に増やしていたことがわかりました。

 「(森山元助役は)吉田開発の役員をされていたから、吉田開発が仕事を取らないと自分の取り分がないから
(関電に)吉田開発を使ってくれと」(高浜町の住民)

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0928/tbs_190928_0931143136.html