文在寅政権の自主国防新バージョン…平壌だけ? 北京・東京にも牽制
9/22(日) 10:39配信
◇「いざという時には北京と東京の核心を打撃できなければ」

周辺国を相手にした自主国防のまた別の概念は「毒針戦略」だ。匿名の政府消息筋は
「1990年代に国策研究所で『王健研究』という名前で周辺国との紛争でどのように戦うべきか研究した。
『韓国が中国・日本と対等な戦力を積むのは無理だが両国の核心を打撃することは可能だ』という結果が出た」と話した。

いざという時には北京や東京の指揮部や主要施設を無力化するという戦略だ。

毒針戦略に向けた代表的戦力が原子力潜水艦だ。2017年9月に文大統領がトランプ米国大統領と会い、
韓国の原潜保有に対する了解を取り付けた。関連事情をよく知る政府消息筋は
「当初米国の原潜を買う計画だったが、米国が『原潜は戦略物資のため海外販売はできない』と答えた。
一部海外技術を持ち込んで独自建造する方向に変えた。現在秘匿(秘密)事業として進行中」と話した。

韓国型原潜には在来式弾頭を持つ潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を搭載する計画だ。
中国や日本の近海で待機し、有事の際に命令を受ければこれらミサイル一発を飛ばすという目標からだ。

また、地上発射ミサイルと「斬首部隊」が毒針戦力に挙げられる。陸軍が周辺国牽制に寄与する2つだけの戦力だ。
陸軍ミサイル司令部は射程距離800キロメートルの弾道ミサイル「玄武−2C」と1500キロメートルの
巡航ミサイル「玄武−3C」を保有している。陸軍は弾頭重量を2トンに増やした「玄武−4」と、
射程距離を3000キロメートルに伸ばした巡航ミサイル「玄武−3D」を開発中だ。
国防部の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)長官は7月31日、「(ミサイルの)プルアップ機動(下降してから再び上昇して
防衛網を避けるミサイル機動)というのはかなり以前に国防科学研究所(ADD)で開発した。
優秀な精密度を持っている」と話した。