プーチン氏の追放目指したシャーマン、精神科病棟に収容される ロシア
https://www.afpbb.com/articles/-/3245732
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領をその職から追い払うため、首都モスクワへ向かって歩いて旅していたところを拘束された
シベリア出身のシャーマン(霊媒師)が、精神科病棟に収容されたことが分かった。当局が20日に明らかにした。

 自称シャーマンのアレクサンドル・ガビシェフ氏は、同国東部に位置する地元サハ共和国からモスクワまでの
行程の約3分の1を踏破したものの、19日夜にバイカル湖近くで拘束された。

 サハ共和国保健省は、「ガビシェフ氏はきょう、共和国内の精神科医療施設に移送された」とし、同氏はそこで「専門的な治療」を受けると発表。
「この患者に症状が確認されたら、適切な治療を提供する用意が整っている」と述べた。

 だが政権に批判的な人々は、反体制派らを統合失調症や偏執症と診断して閉じ込めるという、
旧ソ連時代に幅広く用いられた「懲罰的な精神医学」と呼ばれる手法を用いているとして、当局を非難している。

 ガビシェフ氏は今年3月、テントなどの持ち物を積んだ簡素な荷車を引きながら、約8000キロ先の首都モスクワを目指して歩き始めた。
同氏は諸都市を通過しながら支持者らと出会い、その一部は旅に加わったり、旅の様子を動画撮影したりした。

 また、ガビシェフ氏のプーチン大統領に対する単刀直入な発言はメディアの注目を集め、ソーシャルネットワーク上では共感の声が上がった。

 ガビシェフ氏がブリャート共和国の首都ウランウデに現れた際には、衝突が発生して同氏の信者らが拘束される騒ぎも起きていた。

 19日には、信者らによると、ガビシェフ氏と信者らがバイカル湖の近くで眠っていたところ、覆面姿の警官らが幹線道路を封鎖し、同氏を拘束した。

 ガビシェフ氏の拘束後も残された信者らは、同氏が描かれ、「シャーマンの道:ロシアに自由を取り戻すため」という
スローガンが記された旗を掲げながら歩き続け、その様子を撮影した映像をインターネット上に投稿した。

 信者の一人であるビクトル・エゴロフ氏は、「治安当局はわれわれの指導者を逮捕した。
われわれの目標は、彼の自由を確保するために歩き続けることだ」と語った。