温暖化対策を求めるデモが世界各国で行われる中、ドイツのメルケル首相は日本円でおよそ6兆円規模の
温暖化対策の計画を発表し、2030年までの温室効果ガスの削減目標を達成することに意欲を示しました。
メルケル首相は20日、2023年までに540億ユーロ(およそ6兆4000億円)に上る温暖化対策の計画を発表しました。

具体的には、
▽電気自動車や環境に優しい暖房器具への買い替えを助成することや、
▽鉄道で長距離を移動する場合、切符にかかる付加価値税を引き下げること、などが盛り込まれています。

この日はドイツをはじめ世界各国で温暖化対策を求める大規模なデモが行われていて、メルケル首相は
「世界中の大勢の若者たちを見ても、彼らの将来のために対応策を取ることが求められている」と述べて
若者たちの運動を支持しました。

そのうえで、新たな政策によって2030年までに温室効果ガスの排出量を1990年に比べて少なくとも
55%削減するという目標を達成したいという意欲を示しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190921/k10012092911000.html