「貴乃花の廃業宣言で、旧貴乃花部屋の力士を押しつけられた千賀ノ浦部屋は現在、もとから部屋にいる力士7名、旧貴乃花部屋から移った力士7名と半々の状態。

だが関取の数は、千賀ノ浦勢が、隆の勝1人のみに対し、旧貴乃花勢は貴景勝、貴源治、貴ノ富士(謹慎中)の3人。
関取ではない千賀ノ浦勢は、“外様” の関取3人に顎で使われることもあって、当然おもしろくない」

「いまや貴景勝を筆頭に旧貴乃花部屋勢は、親方の言うことにほとんど耳を貸さない。
先場所、カド番だった貴景勝は、右膝の怪我のために休場して、大関から陥落した。
その際、『出たい』と言う貴景勝に対して、親方は『秋場所で10勝すれば大関復帰がかなうのだから、今は休め』と諭したが、
貴景勝は拗ねてしまい、休場を決めるのに半日かかった。
こんなこと、親方の言うことが絶対の角界では、異例のことですよ」(協会関係者)

「引退した貴ノ岩に貴ノ富士……旧貴乃花勢は暴力事件ばかり起こす。
しかも今回、貴ノ富士の被害に遭ったのは、もとから千賀ノ浦部屋にいる力士。
暴力を振るうわ、親方を無視するわ、貴乃花は『礼節を重んじて教育してきた』と語っていたが、『いったい、何を教えてきたんだ!』と多くの関係者が怒っています」(千賀ノ浦部屋関係者)

本誌は秋場所が始まってから、朝稽古を連日取材した。
9月10日、稽古後にお神酒を注ぐ千賀ノ浦親方を見守るのは隆の勝ら、もとから千賀ノ浦部屋所属だった力士だけで、
旧貴乃花勢は稽古終わりに親方への挨拶もなかった。

また別の日、貴景勝と貴源治(22)が、2人では笑顔で話すものの、隆の勝(24)が会話に加わることは皆無。
さらに貴景勝らは、千賀ノ浦親方とは会話どころか、目を合わせることもなかった。
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