うわさは悪意を持って流された、事実無根のもの」

 疑問は報道の直後から浮上した。菅義偉官房長官は9月17日午前の会見で、

  「在タンザニア日本大使館から直ちにタンザニア外務省に事実関係を確認したところ、先方からは、中央銀行含めタンザニア政府としてそのような記念コインを発行した事実はない、このように回答があった」

として事実関係を否定。タンザニア銀行も9月18日付で

  「ソーシャルメディアで、2019年7月にタンザニア銀行が表側に独島、裏側にタンザニアの紋章を描いた3000シリングの記念硬貨を発行したという噂が流れている。
タンザニア銀行としては、こういったうわさは悪意を持って流された、事実無根のものであるという点を明確にしておきたい。さらに、こういった硬貨を製造する会社とは一切契約を結んでいない」

などとする声明をウェブサイトに掲載した。

 硬貨の発行業者とタンザニア政府との意思疎通の問題があった可能性もあり、聯合ニュースによると「この問題と関連して、タンザニア側に正確な事実関係を確認中」(韓国外務省関係者)だという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00000006-jct-soci&;p=2