https://hochi.news/articles/20190917-OHT1T50152.html
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 外房のヒラメ釣りが、1日から太東沖の一部海域で解禁となった。昨年に続き例太東沖年より1か月早い開幕だ。
大原港の報知指定・松栄丸の乗合船では、良型主体で食いは活発、トップは9尾を記録している。今年も魚影は濃いようで、2〜3キロ級の良型が交じり、釣果は安定している。10月1日の大原沖全面解禁に向け、好スタートを切った。

 松栄丸は、大原港から約14マイル(22・5キロ)の太東沖の中根と呼ばれる釣り場へ向かった。中井順一船長(61)は実績のあるポイントに船を止め、「水深40メートルです。始めてください」とアナウンスした。

 何度目かの流しで、中井船長が操船室の窓から顔を出し、「ベイトのいい反応が出てるよ」と言った。すると、待つ間もなくコツンと小さくアタリが来た。
ベイトの群れについたヒラメが食いついたのか、竿が押さえられたまま動かない。重みを感じるがピクリともしない。そのまま待つ数十秒が長く感じる。
次の瞬間いきなりガンガンと竿の元まで曲げてきた。食った! 竿を起こし巻き上げ開始だ。重量感たっぷりの引き。良型か。上乗りの中井祐介さん(35)が差し出したタモ網に収まったのは、1・5キロ級の肉厚のヒラメだった。

(続く)