ピカソ作「ゲルニカ」の説明に誤り 国連サイト 報道官が謝罪
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【9月18日 AFP】国連(UN)の関連ウェブサイトに掲載されていたパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)作「ゲルニカ(Guernica)」の説明文に、1937年のゲルニカ空爆はスペイン共和国軍によるものだったとの誤った記述があることがわかり、報道官が16日、謝罪した。

 スペイン北部の町ゲルニカへの空爆は、実際には反乱軍のフランシスコ・フランコ(Francisco Franco)将軍を支援するナチス・ドイツ(Nazi)とイタリアのファシスト政権が実施したものだった。

ステファン・ドゥジャリク(Stephane Dujarric)国連事務総長報道官は、国連に寄贈された作品などを扱うウェブサイトに、ゲルニカでの歴史的に知られる残虐行為はスペイン共和国軍によるものだとの間違った記述があると、国連が週末に認識したと説明。国連本部には、この空爆を描いたピカソ作「ゲルニカ」のタペストリーが展示されている。

 ドゥジャリク報道官は、「共和国軍は犠牲者であり、加害者ではなかった」として「恐ろしい間違い」だとコメント。「この誤りを遺憾とし、スペイン国民と政府に謝罪する」と述べた。(c)AFP