日本の世耕弘成経済産業相が「ホワイトリスト」(輸出手続き簡素化優待国名簿)排除と関連して、韓国政府が世界貿易機関(WTO)への提訴を進めていることに対し、反発した。
世耕経済産業相は、日本政府が韓国をホワイトリストから排除する内容の輸出貿易管理令が施行された28日、東京で記者団に
「(ホワイト国)制度を導入した世界の国々は、ホワイト国として優待処置を日本にしている。韓国だけが(日本をホワイト国から)除外する措置をとっている。どのような形で提訴するというのか。少し考えを聞きたい」と述べた。
李洛淵首相はこの日の午前、政府世宗庁舎で「日本の不当な経済報復措置を正すため、世界貿易機関(WTO)への提訴を滞りなく進める」と述べた。
世耕経済産業相は韓国政府が今月12日、日本を戦略物資輸出審査の簡素化優待国リストから外す手続きに着手したことに言及しながら、韓国の世界貿易機関への提訴の動きを皮肉ったものと見られる。

世耕経済産業相のこのような発言は、今回が初めてではない。
彼は今月22日、産経新聞に掲載されたインタビューで、「世界で同じ形態(ホワイト国)の制度がある国家の中で、日本を対象に入れない国はないが、欧州やオーストラリアなど韓国を対象に入れない国や地域はある」
「韓国はどのような理由で日本を(ホワイト国から)除外したのか。これからどうするのか聞きたい」と話した。

彼はこのインタビューで韓国に対する輸出規制について「”ものづくり”(日本の製造業を職人精神と結び付けて言う時に使う言葉)大国としての責任」という主張もした。
彼は28日、韓国をホワイト国から除外する政策の施行について「閣議(韓国の国務会議)決定時点から、今日から施行するという点は決定されていた。
我々は決定に基づいて実行することになる。抜かりなく規則通りに運営していきたい。手続きを踏み、民間利用であることが確認されれば、確実に許可を出すという点は明確に話した」と主張した。

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