商業捕鯨の再開停止を=英最大野党が公約発表
2019年08月31日16時35分

 【ロンドン時事】英最大野党・労働党は31日までに、「国際的なパートナーと協力して商業捕鯨の再開をやめさせる」
と明記した動物愛護に関する公約を発表した。7月から商業捕鯨を再開した日本を標的にしているとみられる。
英国では近い将来の下院解散・総選挙が取り沙汰されており、労働党政権が発足した場合には対日圧力が強まりそうだ。

 労働党の公約は50項目に及ぶ。「捕鯨に断固反対する」と強調したほか、競馬でのムチの使用の見直しも明記。
ロブスターやカニなどを生きたままゆでる調理法も禁止する。ガチョウやアヒルなどに強制的にえさを与え、
肝臓を肥大化させるフォアグラの輸入禁止も盛り込んだ。
 責任者のスー・ヘイマン下院議員は「労働党は、英国が世界水準と同等以上の動物の権利を確保できるよう、
包括的な法整備を進めていく」と述べた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019083100401&;g=int