国民民主党「立憲民主党の原発ゼロの考え方を理解するが、容認したわけではない」

国民民主、統一会派結成を総務会で了承=立憲と認識違いも
2019年08月21日19時14分

国民民主党は21日、党本部で総務会を開き、立憲民主党と衆参両院で統一会派を結成する方針を了承した。
玉木雄一郎代表が立憲の枝野幸男代表との合意内容を報告、出席者から異論は出なかった。
玉木氏は立憲などとの協議会で会派運営の詳細を詰めた上で、9月にも両院議員総会を開いて合流を正式決定したい考え。
ただ、合意内容について、立憲との認識の違いも表面化した。

玉木氏は21日午前、熊本市で開かれた日本郵政グループ労働組合(JP労組)大会であいさつ。
立憲との会派合流に触れ、「民主党に先祖返りするだけでは駄目。次世代与党への準備期間にフェーズを変えていく」と強調した。

大会には枝野氏も出席し、「反転攻勢に向けた第一歩を踏み出した。ステージを変えて前に進んでいく決意だ」と述べた。
立憲は提案段階で、会派入りの前提条件として、同党が提出した原発ゼロ基本法案などへの協力を要請。
玉木氏は20日の党首会談で、立憲の主張を「理解し、協力する」と表明した。

立憲の福山哲郎幹事長は、この後の記者会見で「(同法案を)受け入れてもらえると思っている」と語った。

これに関し、国民民主の小林正夫総務会長(電力総連出身)は21日の総務会後、記者団に
「立憲が原発ゼロを考え方として持っていることは理解したという意味だ」と説明。
原発ゼロ法案に関しては「容認したわけではない」と述べた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019082100683&;g=pol