先週土曜日、東京の福島館です。
オリンピックを控えて福島県で生産された食べ物の安全性を促進しています。
店頭全体が福島産の食品でいっぱいの場所です。
こちらで福島で栽培した米を販売していることを見ることができます。
ここでは、福島産馬肉も売っています。
人々の足が絶えず続いています。

石川智弘福島館店長「平日にもラーメンなどを食べることができ、ランチ時はサラリーマンが列を成すこともありますし、仕事帰りに立ち寄るお客様もいらっしゃいます。」

同日午後、新幹線に乗って1時間半で到着した福島駅。
駅の中はオリンピック広報フレーズで満載です。
しかし、駅から離れると、放射能の恐怖が現実に近づいてきます。

ここからは以前のJTBC特別取材内容をお送りします。
原発の爆発事故が起きて8年が経過しました。
これまでに、日本政府は放射性物質を洗い流す除染と復旧作業を通し、福島の相当地域が正常に戻ってきたと主張しています。
だから東京オリンピックも安全であると強調しています。
しかし、私たちのJTBC取材陣が直接行った現場は違いました。
日本政府がここから先は放射能避難地域ではないと言っても、住民は戻らず、あちこちに放射能に汚染された土がいっぱい積まれています。
そこでは災害がまだ明らかに現在進行形です。

こちらは「フレコンバック」です。
2011年福島原発の爆発当時、汚染された土壌を処理できず、黒いビニール袋に入れておいたものです。
住宅街の間を走る道路の両側には、黒い山が出来ています。
すぐ隣では、稲作が盛んです。
農民「除染といっても、汚染成分を完全に除去するという意味ではない。(除染に対する不安感はないですか?)もちろん不安ですね。」

日本政府は、放射能の危険がなくなったと避難指示地域に宣言していたところを現在解除しています。
しかし、日本政府が解除基準とする放射線量は年間20ミリシーベルト。
国際原子力機関などの国際機関が定めた安全基準である1ミリシーベルトの20倍に達します。

原発から車で20分の距離離れた浪江町です。
日本政府は、ここでの放射性物質がほとんど除去されたと2017年に避難指示を解除しましたが、帰ってきた住民は6%に過ぎません。

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