元金が保証されるという銀行の言葉を信じて投資したら、利息どころか元金まで危ないとなればどうしますか?
いくつかの銀行が1兆ウォン分も売った金融商品が元本すべてを失いかねないという懸念が高まっています。
論議が大きくなるにつれ、金融当局が一歩遅れて実態把握に乗り出しました。

問題となった金融商品であるDLSとDLFは、海外金利と連動したデリバティブ(金融派生商品)です。
お金を預ける時に金利が一定の範囲にとどまれば、4〜5%の利益を得ます。
ウリィ銀行とKEBハナ銀行が主に販売しました。
販売総額は1兆ウォンに達します。
しかし、米中貿易戦争の余波で、グローバル金利が揺れ動くと、大規模な損失が控えています。
ウリィ銀行が販売した商品の場合、ドイツ国債金利が-0.2%以上であれば利益を得ることができますが、最近-0.7%まで落ちました。
すぐ次の月から満期で返ってくるわけですが、このままでは元金の10%すら助かりません。
損失額が数千億ウォンに達する可能性があるという見通しが出てきます。
多くの企業が倒産した「KIKO事態」とそっくりです。
金融当局は、一歩遅れて実態把握に乗り出しました。
金融当局は、今週中にウリィ銀行とKEBハナ銀行の調査に着手します。
金融監督院は、紛争調整申請が入ってきた苦情を検討した結果、リスクを適切に通知しない事例が多いことが報告さています。

https://wb2.biz/2aD