今年3月、都内で大麻取締法違反の疑いで逮捕されていたベトナム人の20代の男が、釈放された直後に
出国したため、東京地裁が裁判を打ち切っていたことが分かりました。

 東京地検によりますと、海外に出国したのは、今年3月、大麻を若干量所持していたとして大麻取締法違反の
疑いで逮捕されていた埼玉県のベトナム人の20代の男です。

 東京地検は逮捕後、男について10日間の勾留を請求しましたが、東京地裁に却下され、さらに、
「逃亡の恐れがある」として準抗告をしましたが、再度、退けられ、男は釈放されたということです。

 その後、東京地検は男を5月に在宅起訴しましたが、数日後に男が出国していたことが分かり、
起訴状が送達できなかったため、東京地裁は裁判を打ち切ったということです。刑事訴訟法では、起訴から
2か月以内に起訴状を被告に届けられないと効力を失うと定めています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3753427.html