慰安婦問題「国際社会に広める」韓国大統領

【ソウル=恩地洋介】旧日本軍の従軍慰安婦問題を巡り、韓国政府が被害者の記憶を
伝える記念日と定めた14日、政府主催の式典がソウルで開かれた。文在寅大統領は
出席を見送った一方で「平和と女性の人権に対するメッセージとして(慰安婦問題を)
国際社会と共有し広めていく」とのメッセージを表明した。自身のフェイスブックに
投稿した。

文政権は17年11月に法律で8月14日を「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」に制定した。
慰安婦問題の最終的解決をうたった15年の日韓合意は「国際社会で互いに非難、
批判することを控える」と確認したが、文政権下で合意の空文化が進んでいる。(略)
日本政府は14日、文氏による慰安婦問題を巡る見解に関し、相手への批判を控える
とした慰安婦問題の日韓合意を着実に実施するよう外交ルートを通じて要請した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48548580U9A810C1910M00/