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アメリカの2位潰し戦略 「豚は太らせて食え」今度は中国

イギリスの格言に「豚は太らせて食え」と言うのがあり、元はユダヤの格言で西洋圏で広く使われています。
豚は獲物や家畜で、小さいのをすぐ食べるのではなく、十分育ててから食べた方が良いと言う意味です。
資本主義における利益の最大化とも通じ、イギリスはこの格言に忠実に行動して産業革命から超大国になりました。
イギリスのアメリカに対する態度と、スペイン人の南米への態度は大きく違い、スペイン人はとにかくこき使って搾取しました。
イギリスは荒野だったアメリカにアフリカ人を連れて来て開拓し、農地や牧草地にして収穫しました。
もっと多く収穫するために機械化や効率化をすすめ、これがアメリカの発展をもたらしてスーパー超大国になって行きます。
イギリスにとって予想外だったのは「豚」が成長し過ぎて主人に歯向かうようになり、独立を経て主従関係が逆転してしまいました。
失敗の原因はおそらく距離が遠すぎたからで、もっと近ければイギリスはアメリカ独立を防止できたかも知れません。
スペインの南米支配はこれとは違い、インカ帝国などの王を排除して自分が王様になり、非効率な原始農場のまま変わりませんでした。
スペインとイギリスの違いが現在の北米と南米の違いになり、南米は今もアフリカ並に遅れた地域のままです。
イギリス流の養豚方法はアメリカに受け継がれ、豚を養殖しては太らせ食べています。