さきの大戦の戦没者を追悼する「英霊顕彰・県民の集い」(日本会議福岡主催)が11日、福岡市中央区の天神スカイホールで開かれ、
産経新聞文化部の喜多由浩編集委員が「朝鮮統治の真実」と題して講演した。

 喜多編集委員は、日本統治下の朝鮮半島について、政府による社会インフラ整備に加え、民間でも旭化成の創業者、
野口遵(したがう)(1873〜1944)が、私財を投じて数多くの水力発電所を開発した事例を紹介した。
「生活は向上し、経済が豊かになり、芸術文化も花開いた。当時を体験した人は、知っていることだ」と指摘した。

 昭和26年に始まった韓国との国交正常化交渉の中では、日本側首席代表がこうした統治中の貢献を発言し、韓国側が猛反発した。
喜多編集委員は「当時は朝日新聞や日本の社会党も、韓国の言い分がおかしいとした。朝鮮統治の実態を知っている人が数多く生きていたからだ」と述べた。

https://www.sankei.com/region/news/190812/rgn1908120005-n1.html