キリンホールディングスがこのほど発表した2018年の世界のビール生産量は前年比0.6%増の約1億9110万キロリットルと、5年ぶりに増加した。
国別首位で全体の2割を占める中国と2位の米国の生産量が市場の成熟化に伴って減少したものの、メキシコをはじめ若年人口の多い新興国の伸びが上回った。
調査は171カ国・地域が対象で、東京ドームを巨大なジョッキに見立てると、約154杯分に相当する。
18年は北半球を中心に夏場の気温が高く、上位10カ国では英国(4.5%増)やロシア(4.1%増)の伸びが目立った。
オランダのハイネケンなど外資メーカーの参入が相次ぐメキシコでは米国向け輸出も増えた結果、10カ国中、最大の伸びを示した。10位までの顔ぶれに変動はなかった。
首位の中国は市場の成熟に加えて、低アルコール飲料などへのシフトが進み、5年連続で前年を下回った。
米国では個性的な味わいのクラフトビールを時間をかけて味わうスタイルが定着し、4年連続のマイナスだった。
日本は2.7%減で、17年連続の7位。
1974年の調査開始以来、直近10年間では11年(3.8%減)に次ぐマイナス幅を記録した。
缶酎ハイや、ウイスキーを炭酸飲料などで割ったハイボールの人気に押され、ビール消費の低迷が続いている。
ビール世界生産、5年ぶり増=若者多い新興国けん引−18年
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019081000152&g=eco
国別ビール生産量
https://www.kirin.co.jp/company/news/2019/images/0808_06_03.png
