米韓軍は北朝鮮が25日に発射した新型短距離ミサイルの弾道を分析し、このミサイルは韓国のミサイル防衛(MD)システムでは迎撃が難しい可能性があると結論づけた。
こうした軌道のため、終末段階でミサイルを撃墜するよう設計された韓国の既存のMDシステムでは迎撃が困難になる。
同紙の取材を受け、韓国国防省の報道担当官は
「韓国軍は、このような複雑な軌道で低空飛行するミサイルへの対応時間が短くなる。韓国のPAC-3による迎撃の可能性を高めるためには、各標的に対しより多くのミサイルを発射する必要がある」と述べた。
韓国国家安全保障会議は25日、北朝鮮が発射したミサイルは新型だと発表した。
北朝鮮は25日、2発のミサイルを発射した。ミサイルは高度50キロに到達し、日本海に落ちた。この発射実験は、米韓が8月に共同軍事演習を行う予定を取り消さなかったことを背景にしている。
北朝鮮は米韓の共同軍事演習を自国の安全保障への脅威だとみなしている。
ロシア安全防衛保障に関する連邦会議委員会のメンバーであるフランツ・クリンツェビッチ氏によると、この実験は、北朝鮮の非核化に関する安全保障の提案を、米国が拒否したことへの対応である。

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