誘拐された少女が助け求める電話、警察の対応遅れ現場から「遺骨」 ルーマニア
https://www.afpbb.com/articles/-/3237242
ルーマニアで、誘拐された15歳の少女から助けを求める電話が3回もあったにもかかわらず警察の対応が遅れ、
少女が拘束されていた家で「遺骨」が見つかった。責任を問われて警察署長が解任された。

 警察によると、アレクサンドラという名前の少女は24日、ルーマニア南部のドブロスロベニの家にヒッチハイクで帰ろうとしたところ、車に乗せた男に誘拐された。

25日朝、少女は何とか緊急電話番号112に3回電話をかけ、拘束されている場所の手掛かりを警察に伝えた。

 ヨアン・ブダ警察署長は報道陣に対し、電話が切れる直前に少女は「彼が来る、彼が来る」と大声で叫んだと語った。
少女の親族は、警察は警告を真剣に受け止めず、結果として対応が遅れたと批判した。

 警察は3棟の建物を捜索して少女が拘束されていた家を発見したが、それは少女の電話から12時間以上後のことだった。
警察はその後、緊急時には不要とされている捜索令状を請求し、夜明けまで待って家に入った。
少女が最後に電話をかけてから19時間後のことだった。

 現場で「人間の遺骨」と少女が身につけていた宝石が見つかり、現在遺骨の調査が進められていると警察が明らかにした。
また、同じ家で見つかった65歳の容疑者が拘束され、取り調べを受けている。
(略)