米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が日本(21−23日)に続いて韓国(23−24日)を訪問し、
韓日葛藤の解消に動くかどうかに関心が集まっている。
ボルトン補佐官がトランプ大統領から韓日仲裁の任務を持ってくる可能性だ。
トランプ大統領は19日(現地時間)、メディアのインタビューで
「双方(韓国・日本)が望めば私は介入することもできる」としながらも
「いったいどれほど多くのことに関与しなければいけないのか」と述べた。

ボルトン補佐官は訪日中だった22日の正午ごろ、首相官邸を出ながら現地記者に
「谷内正太郎国家安全保障局長と会い、午後に別の人たちに会う計画」と述べた。
「イラン問題を議論したのか」という質問には肯定も否定もせず、
「我々はさまざまなイシューについて議論した。ほとんどすべてのイシューが扱われた」とだけ答えた。
これを受け、イラン・ホルムズ海峡共同対応問題と韓日葛藤状況、対北朝鮮イシューなどが幅広く議論された可能性がある。

午後には岩屋毅防衛相、河野太郎外相と相次いで会談した。
時事通信によると、この席で河野外相はボルトン補佐官に対し、
韓国に対する日本の輸出規制強化について日本側の立場を説明したという。
訪韓前の日本訪問日程でボルトン補佐官を引き込むための日本側の世論戦が激しく展開しているということだ。

23日に韓国入りするボルトン補佐官は24日ごろ、カウンターパートの鄭義溶(チョン・ウィヨン)
青瓦台(チョンワデ、大統領府)安保室長と康京和(カン・ギョンファ)外交長官、
鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防長官と会談する計画だ。
外交部北核ライン関係者との日程は現在のところ決まっていないという。

ボルトン補佐官は北核イシューをめぐる「単独訪韓プレー」がこれまで何度か白紙になった。
今回の訪韓が実現する場合、昨年3月に就任して以降、初めての単独訪韓となる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000017-cnippou-kr