京都アニメーション放火事件 建築基準法違反は?非常階段のない建物

京都アニメーションの京都市伏見区にあるスタジオが放火され、大火災となった事件は、死者33人、負傷者40人近くとなり
平成以降では最悪の放火事件となってしまいました。

京都アニメーションは以前から脅迫を受けていたようで完全な被害者です。一方非常階段が屋外に設置されていなかったことや、
セキュリティをOFFにしていた事などから、「建築基準法、消防法に違反しているのでは?」「安全管理を怠っていた」
との批判も一部からありました。まずは放火現場建物の画像から。
https://pbs.twimg.com/media/D_vCqOcUcAA-lS8?format=png&;name=small
非常階段と避難階段は同じ意です。

建物内部にらせん階段があるのみで、非常口、非常階段ともに見当たりません。犯人にどこまで計算があったのか不明ですが、
かなり燃えやすい構造であったとの指摘もあります。

建物を建てる時は建築基準法と消防法をクリアする必要があります。以下まずは建築基準法と消防法の違い。


建築基準法は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低基準を定めている法律です。

消防法は、火災を予防し警戒し及び鎮圧し火災や地震からの被害を軽減させることを目的としている法律。

具体的に消防法は「消火設備」「警報設備」「避難設備」など火災時の設備などについて定められています。
消防法はつい最近レオパレスが違反してやり玉にあげられていました。

今回の非常階段の設置義務は建築基準法によって定められています。(建築基準法施行令122条)
https://honjitu.net/kyouani-tatemono