海乱鬼(かいらぎ) という言葉があります。
日本人の事を指す朝鮮語です。
戦前には頻繁に使われていた様ですが、今では韓国の年配の方ぐらいしか使っていないそうです。
 恐ろしい日本人 と言う意味だそうです。

ある日本人が昔、手漕ぎの舟でいろんな品を積んで商売にやってきたそうです。
しかし、素直で疑う事を知らないので、すぐ騙されて商品をとられ、身ぐるみをはがされてしょんぼりと帰ります。
次の年もやってくるんですが、また騙されてしょんぼりとして帰ります。
そして、次の年も商品を積んできて、騙されて品物を全部とられてしまいました。

 そうしたら、自分の服と乗ってきた船を燃やしました。
 それから、日本刀を抜き目の前にいたすべての人を殺し自分も自害して果てたそうです。

日本人はすぐ騙されるが、騙され続けると最後には怒って何をするかわからない。
だから日本人は騙してはいけないと言う事を伝えるお話だそうです。

実は、この様な話は半島に限った話ではなく、東南アジアの様々な国で同じ様な逸話が語られています。
日本人は騙しやすい、しかしある一定の線を超えると急に鬼のように豹変するという話です。