きょう17日、毎日新聞に「中高年女性 悩ます口臭」と衝撃的な書き出しの記事が掲載されていました。「口が臭い人の割合は、女性が男性のおよそ2倍」なんだそうです
。今回の「お絵かきニュースそもそものトコロ」。ABCテレビアナウンサー・澤田有也佳が口臭について調べてみました。
 
 今年5月、口の臭いを調査するグループが、測定器を使って20代から60代の男女214人の口臭を測定したところ、周囲の人が気になる口臭レベル「50以上」だったのは、
男性が8.3%に対し、女性は、その2倍以上の17.9%でした。
 年代別にまとめたデータでは、さらに衝撃的な結果が。男性に比べ、女性の方が口臭レベルが高く、40代から60代の女性は、24.1%!4人に1人が臭ってしまっている・・・ということがわかりました。
驚愕!「口が臭い人の割合」女性が男性の約2倍 スマホ操作も臭いの原因に?口臭のそもそも調べてみました

女性特有の体の影響が口臭に及んでいるんですね
女性の方が臭ってしまうそのワケは

 では、なぜ女性の方が口臭レベルの数値が高くなったのか?そもそも口臭の原因は、大きく分けて4つ。
 ●朝起きた時や、お腹がすいた時など一時的に生じる「生理的口臭」
 ●虫歯や歯周病など、口の中の環境が悪化した「病的口臭」
 ●ニンニクなど臭いを発するものを食べた後の「外因的口臭」
 ●ストレスなどで、実際はないのに、口臭があると思い込む「心因的口臭」
 
 日本歯周病学会の若林健史先生によりますと「原因の9割は口の中にあり、多くは歯周病と舌の汚れ」なんだそうです。そして、女性には、人生に3度の“口臭期”があるといわれていて、
男性と比べて歯周病のリスクが高いということです。

 特に「思春期」「妊娠・出産期」「更年期」は、女性ホルモンの分泌量が変化し、口の中の血液循環や歯垢の細菌を増やすなど影響が出るので注意が必要です。
 
 さらに、歯みがきだけでは十分とは言えないようです。歯みがきの回数から分析したところ、1日2回以下で口臭がある人は12%、1日3回以上で口臭がある人は、14.2%。回数を増やしても、
口臭を抑えられなかったということが判明。若林先生によると「ちゃんと汚れがとれていない」という分析でした。

 自分では、なかなか気づきにくい口の臭い。すぐにできるチェックの方法もあるんです。コップに息を吹き込んだ後、すぐにフタをして、ひと呼吸おいてニオイをかぐとわかるそうですよ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190717-00010000-asahibc-hlth