日本の輸出規制問題を議論するため、きのう東京で開かれた韓日初の実務協議で、日本側が、韓国代表団を意図的に冷遇した。
日本は倉庫を連想させる慌ただしいところにテーブル二個をつけて臨時に会議場を設けた。
床には配線が整理されていないまま突き出ていた。
先に座っていた日本の官僚は、我々代表団が入室するとき、挨拶もせず、固い表情で正面だけを向いていた。
握手をしたり、名刺交換もしなかった。
テーブルの横ホワイトボードには’事務的な説明会’と書いて貼ってあった。
’韓国政府が今回の措置を知りたいと思ったから説明しており、韓国の立場は聞いていない’いう意味だ。

普段、外国人客を迎える時’おもてなし'(手厚いもてなし)を掲げる日本で実務管理級が自主的な判断で、このような非礼をすることはできない。
上部の指示によって徹底的に計算された冷遇だ。
日本は最近、安倍首相だけでなく官僚、政権党が団結して韓国を攻撃している。
安倍首相は大阪G20首脳会議の時に20カ国余りや国際機関と会談した際、文在寅(ムン・ジェイン)大統領だけに会っていない。
政府とマスコミは、確実な根拠もなく’韓国に輸出された戦略物資が、北朝鮮などへ密かに搬出されている可能性’を提起している。
韓国に対する不信感を膨らませ、これを経済報復の名分にしようとするということだ。

韓国最高裁の強制徴用賠償判決で触発された最近の韓日葛藤は、日本側が不満を持つ問題だ。
彼らが見るに韓日協定に反する判決であろう。
しかし、それが貿易報復という暴力的な手段を動員する理由にはならない。
貿易を切るというのは、敵対行為として外交葛藤の解決策にならない。
外交問題は全て対話と交渉で解決しなければならない。

すべてのことを事前に計画して準備する日本の特性上、今回の冷遇行為も意図するものがあるはずだ。
私たちが興奮すれば、日本の意図に巻き込まれる恐れがある。
冷静で落ち着いて対処しなければならない。
韓国社会の一部で、日本製品不買運動を起こそうとするのも得にならない。
日本は韓国政府と韓国国民がどう出るだろうという計算をしている。
その計算と違うことを行なわなければならない。

http://nichinichisokuho.com/archives/2432