コンビニエンスストア最大手のセブン―イレブンが11日、沖縄に初進出した。
セブンは北海道から鹿児島まで国内で2万973店舗(6月末時点)を展開するが、沖縄が唯一の空白地帯だった。
沖縄での新店舗開業でセブンは47都道府県への進出を果たすことになった。

11日午前7時、那覇市や糸満市など沖縄県内14店舗が同時にオープンした。
那覇市松山の店舗で開かれたオープン前の式典でセブンーイレブン・ジャパンの古屋一樹会長は「沖縄の皆様に便利だと思ってもらえる商品がそろっている。セブンができて地域が豊かになったと思ってもらえる店をつくる」とあいさつした。

那覇市の国際通OTSビル店では、同市の高校生が早朝4時から並んだ。
大城翼さん(17)と石垣未来斗さん(17)は「いつもは並ばないけど、沖縄初のセブンだから楽しみに来た。他のコンビニにない独自の商品を買って、学校へ行きたい」と笑顔で話した。

那覇市の会社員上田和守さん(63)は、千円の福袋を二つ購入した。
「チラシを見て、一番いい商品が入っていると思った。コンビニ3社が全てそろうのはうれしい。セブンは沖縄でも人気になると思う」と話した。

オープン後、客の列は途切れず、入店客を店員が調整し、店内は一方通行で客がひしめいていた。

那覇市の女子高校生2人は、開店と同時に来たが、通学時間に間に合わないと判断。
何も買わずに引き返し、「放課後にまた来たい」と複雑そうな表情を浮かべていた。

1号店の開業後は8月に浦添市や南風原町、10月に沖縄市やうるま市、来年3月に名護市での開業を予定する。
沖縄進出後、5年で250店舗まで拡大することを目指している。【琉球新報電子版】

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