「アップルケア」はユーザーの不安を軽減してくれる。

経営再建中の中小型液晶パネル大手、ジャパンディスプレイ(JDI)が調達した最大6億6500万ドル(約720億円)のうち、約15%がアップルからのものだ。
アップルとしては異例の出資だが、液晶パネルの供給業者は数が限られている。
アップルの「保証」を得たことで、JDIは他からも資金を集めやすくなるだろう。

JDIは6月、もともと同社への出資に合意していた2社が見送りを決めたため、7億5000万ドル規模の救済計画が実現しなかった。
3月末までの会計年度で10億ドルの純損失を出したことで、同社の経営状態が悪化したことが大きかったとみられる。

アップルは今回、中国の投資会社ハーベスト・テック・インベストメント・マネジメントと香港のヘッジファンド、
オアシス・マネジメントという一風変わった連合に加わり、7年前にソニー、日立製作所、東芝の液晶パネル事業を
統合して誕生した会社を救済することになる。

https://jp.reuters.com/article/japan-display-funding-breakingviews-idJPKCN1TX0PR