日本と韓国の間で対立が深まる元徴用工判決と慰安婦問題の扱いについて、韓国・中央日報は「解決法はない」として、棚上げを提唱する論説委員名のコラムを掲載した。
この中では「韓日葛藤は短期間で終わる問題ではない」と危惧。
「もしかしたら米中葛藤より長引く可能性がある」と焦燥感を募らせた。

コラムは慰安婦合意の事実上の破棄や日本企業に賠償を命じた韓国最高裁の元徴用工判決に触れ、「韓日関係に津波が襲っている」と憂慮。
「韓日関係にとってパンドラの箱が開かれたようなものだが、双方政府は責任転嫁攻防を繰り広げながら心理戦を行っている。
文(在寅)政府は最後まで行ってみようじゃないかという雰囲気で、安倍(晋三)政府は国際規範を無視する韓国政府とは話もしたくないとし、
はばかることなく韓国を『パッシング』する雰囲気だ」と指摘した。

中略

「韓日関係がオールストップする場合、損害が大きいのはわれわれの方だ。
両国の不幸な歴史から始まった強制徴用と慰安婦問題は事実、解決法がない。
ない解決策をあえて探そうと無駄な力を使って戦うのではなく、現状態から強制徴用と慰安婦問題の凍結および無期限猶予を両国が宣言すればどうだろうか」と提案。
「互いに取り上げないで正常な隣国としてつきあってみるのだ。
そのような状態で棚に白くほこりが積もるほどの歳月が流れたとき、問題は既に消えてなくなっているかもしれない。
韓日指導者と議会の政治的決断が必要だ」と訴えた。

「解決法ない」=韓国紙が元徴用工判決、慰安婦問題の棚上げ提唱、「日韓対立は米中より長引く」と焦燥感
https://www.excite.co.jp/news/article/Recordchina_20190628021/