■ノーナレ「画面の向こうから―」 NHK
ある晩、番組関係者のもとにメールが届いた。「こんばんは」「たすけてください」。
送り主は一人のベトナム人女性。技能実習生として縫製工場で働いているという。雇い主の目をかいくぐり、次々と送られてくる動画。
そこには劣悪な住環境の中、休みもほとんどなく、低賃金で長時間の労働を強いられる日常が映し出されていた。
ある日、工場を抜け出した女性にカメラは密着。その訴えは、絶望的な現実を変えることができるのか。
https://www4.nhk.or.jp/P4253/x/2019-06-24/21/31077/2257052/
https://movie-s.nhk.or.jp/thumbs/aid/t1560839021/3699263.jpg
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6月25日に放送されたNHKの番組「ノーナレ 画面の向こうから―」の放送内容に衝撃が広がっている。

ブランド化されている愛媛県今治市の「今治タオル」を製造させられる、ベトナム人の技能実習生たちの告発。違法で過酷な労働実態。

番組の最後に衝撃の報告もあった(以下画面の一部)。
https://livedoor.blogimg.jp/ninji/imgs/7/8/78bc3e77-s.png

番組は主に、今治タオルの製造現場で働かされているベトナム人技能実習生(女性)らからの、ビデオによる告発をとりあげた。
告発を受け役所も動いた事案だったが、会社側は現在も操業を続け、NHKの取材を拒否しているという。

番組の内容については、NHKの公式サイトに予告編が掲載されているので、先にこちらを観たほうがわかりやすいかもしれない。

あるベトナム人の技能実習生(30歳女性)は、75万円の借金をして日本に来た。家族の年収は20万円。
日本にあこがれ、仕事を学ぶことを夢見ていた。ベトナムでは管理職の経験もあった。
婦人服や子供服の縫製を学ぶはずだったのだが、されられた仕事はタオルの製造だった。

タオル工場では地獄のような生活が待っていた。