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消波ブロックにずぶぬれ子猫 海上保安官が救助 広島

 18日午前10時半ごろ、広島県尾道市正徳町の吉和漁港防波堤から沖合約5メ
ートルの消波ブロック上で、ずぶぬれの子猫が鳴いているのを近くの運送会社
に勤める女性事務員が見つけた。女性の通報を受けた尾道海上保安部の保安官
5人が陸と海から現場に急行し、震える子猫を救出。子猫は回復し、通報した
女性に引き取られることになった。

 同部によると、子猫は全身が黒く体長は20センチほど。性別不詳で、首輪を
していなかった。防波堤から落ちて消波ブロックまで自力で泳いだとみられ、
ゴムボートで接近した保安官3人のうち1人が素手で捕まえた。

 現場から西に約1キロ離れた保安部に連れ帰って体を拭いてやったところ、
部屋の中を駆け回る子猫に保安官たちは悪戦苦闘。捕まえようとした4人がい
ずれもひっかき傷を負い、部下が負傷したという保安官は「愛嬌があって可愛
らしかったのに……」と苦笑していた。【手呂内朱梨】
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https://mainichi.jp/articles/20190618/k00/00m/040/222000c
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