ソースより抜粋

かつて「嫌いな男」の代表格だった出川哲朗。レギュラー出演する『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の人気もあり、近年は好感度が急上昇。2017年4月からは、自身初となるゴールデンタイムの冠番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京)がスタート。
ロケ先では子どもから年配層までが出川の傍に集まってくる。CM起用も急増し、17年は契約社数が7社。「愛され芸人」の筆頭株となった今の心境を語ってくれた。

■10年前には考えられなかった

番組の醍醐味である、一般の人とのふれあいも辛いロケに耐える原動力になる。

「沿道とかでみんな声援を送ってくれるんですよ。小さい子どもが来て、『出川さん頑張ってね』なんて言われたら、『よしっ、ゴールしなきゃ』って思いますよね。追い抜いていく車の人たちも応援してくれて。
番組がだんだん浸透してきたのか、スイカのヘルメットで『充電』だって分かってもらえて、対向車線のトラックとかも、ブッブーってよく鳴らしてくれます。


■おじいちゃんになってもリアクション芸人

雑誌『an・an』の「嫌いな男ランキング」で5年連続1位となり、「殿堂入り」したのが05年。10年以上がたち、今では子ども人気はトップクラス、女性からは「かわいい」と評されることもある。

「体を張り始めてから27〜28年、仕事内容も僕自身も何も変わってないです。それなのに急に『ブレイク』とか言われて。もう、本当に周りは勝手だよ(笑)。

出川哲朗をリアクション芸人として世に出してくれたのは、『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ!!』(1989年〜96年)で、そのときからずっと、みなさんに笑っていただきたいと思ってやってきました。
僕がこうやって応援してもらえるようになったのは、間違いなく『イッテQ!』があってのことですね。『イッテQ!』のおかげで、子どもやその親世代に親しみを持ってもらえるようになったので、ありがたいなと思っています。

18年は、まずは『充電』が終わらないように頑張りたいですね。番組でもよく神社やお寺にお参りに行くんですけど、60歳まではやりたいんですよ、この番組を。もちろん、他の番組も精一杯やります。僕はおじいちゃんになってもリアクション芸人でいたいので」

(ライター 内藤悦子)
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