米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設に関し、沖縄防衛局は3日、環境監視等委員会(委員長・中村由行横浜国立大大学院教授)を那覇市のザ・ナハテラスで開いた。
同局が本島周辺で確認していたジュゴン3頭のうち、「個体B」の死骸が3月18日に今帰仁村の運天漁港に打ち上げられたことについて、
新基地建設工事の作業船の運航による影響はないとの分析を報告した。委員の異論はなかった。

防衛局の調査で、個体Bが往来していた古宇利島周辺で3月14日にジュゴンの鳴音が通常を大きく上回る頻度で確認された。
関係者によると、委員会では個体Bが同日に何らかの深刻な損傷を受け、悲鳴を上げていた可能性が指摘された。

防衛局によると、古宇利島の周辺海域でジュゴンの鳴音が最後に確認された3月14日から個体Bの死がいが発見された18日の間に、新基地建設に使う土砂運搬船7隻が航行した。
航跡を確認したところ、全て個体Bの主な確認位置からは離れていた。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-930079.html
https://030b46df30379e0bf930783bea7c8649.cdnext.stream.ne.jp/archives/002/201906/d661bd13e870960b8715e4118c0ad23f.jpg