豚肉を食べて酒を飲む「別人」に、解放されたウイグル人妻たち 中国
https://www.afpbb.com/articles/-/3224231

2017年、パキスタン人と結婚したウイグル人女性たちが、中国政府によるイスラム過激派排除の捜査網にとらわれ、その姿を消した。
これらの女性たちが最近になって解放されはじめている。しかしパキスタン人の夫らは、その解放には大きな代償が伴ったと話す。
戻ってきた妻たちが「中国社会への適応」の証明を強要されており、宗教的戒律をも犠牲にしているというのだ。

 中国には「職業教育センター」と称する強制収容所がある。
ここには100万人近くの収容者がいるとみられているが、新疆ウイグル自治区出身のウイグル人妻約40人もその一部だった。
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この男性は、妻が「収容所で踊ったり、肌を露出した服を着せられたりしたほか、豚肉を食べさせられたり、酒を飲まされたりもした」ことも明らかにした。
男性の妻は現在、モスクに赤いバツ印が付けられ、中国国旗には緑のチェックマークが描かれたイラスト付きのガイドブックを携帯しているという。

また「以前は決まった時間にお祈りをする習慣があったが、今はしていない。レストランで(アルコールを)飲むこともある」と話し、
中国当局がこうした行為を求めているのだろうと付け足した。

 解放された妻たちについては、被害妄想に陥ったり、通報を恐れたりしていると、多くの家族が指摘している。
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