路面電車の乗り入れを含めた「岡山駅前広場」の再整備計画で、岡山市の大森市長は工事費が概算で43億円が見込まれ、令和4年度中の完成を目指すこと
を明らかにしました。

岡山市ではJR岡山駅を訪れた人に路面電車などを活用してもらい、市内の活性化につなげようと、駅の東側にある「岡山駅前広場」に路面電車を乗り入れ
ることを検討しています。
岡山市役所で大森市長や岡山電気軌道、JR西日本、商工会議所などが出席して検討会の会議が24日に開かれ、大森市長が路面電車の乗り入れを含めた「
岡山駅前広場」の再整備計画について明らかにしました。
それによりますと、概算の工事費は駅前広場の整備に29億円、路面電車の乗り入れに10億円、それに交差点の改良に4億円のあわせて43億円を見込ん
でいます。
完成は3年後の令和4年度中を目指すとしています。
また、デザインを手がけた建築家の弥田俊男さんが、広場は岡山を代表する観光地、後楽園に見立てていることや、県産の木や石を使って「岡山らしさ」を
感じられるようにすることなど、デザインのコンセプトを説明しました。
岡山市では今後、詳細設計を進め、来年度中の着工を目指すということです。
検討会の座長を務める岡山大学の阿部宏史教授は「駅前に立った時に岡山らしさを感じられ、町なかの回遊性の向上につながるような利便性の高い駅前広場
になることを期待している」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20190524/4020002828.html