ブラジルの右翼ボルソナロ大統領は24日、自らが進める年金改革について、もし「日本の改革」に
終わってしまうなら経済相は辞任しなければならないだろうと述べた。「小さい改革」という意味で用いており、
現地では「日本に失礼だ」と批判の声も上がっている。

 発言は北東部ペトロリナを訪問中に飛び出し、記者団に真意を聞かれ「向こう(日本)では全てがミニチュアだ」
と答えた。ブラジルのメディアによると、身体的特徴を指しているとみられる。昨年10月の大統領選で公約に
掲げた年金改革は議会の抵抗に遭い、政府案が修正される可能性が出ている。

 ボルソナロ氏は15日、北部マナウスの空港で記念撮影に応じた東洋系の男性に「向こうではみんな
小さいんだろう」と語り掛け、その映像がソーシャルメディアで流れて「偏見のこもった冗談だ」と批判された。
(共同)
https://www.sankei.com/world/news/190525/wor1905250014-n1.html