警視庁が詐欺容疑で15人を逮捕した事件は、タイ警察当局が集団で生活する不審な日本人の一軒家を急襲した結果、日本国内を狙った特殊詐欺のアジトと判明するという異例の経過をたどった。
振り込め詐欺の海外拠点の摘発は極めてまれで、警視庁は全容解明に向け、国内からの指示態勢など背後関係についても捜査を進める。15人の多くは多重債務者だったとみられ、半ば強制的に違法労働に従事していた可能性が浮上している。

 タイ中部のリゾート地として知られるパタヤ。15人は外国人が多く訪れるビーチから約5キロ離れた富裕層向け住宅街の一軒家で、共同生活を送っていた。男らはひそかに、日本国内に電話をかけ続けていた。

中略

 15人のうち、12人の本籍地は九州・沖縄で、九州に軸足を置いて生活する中で借金を重ね、暴力団関係者から取り立てを受けていたとされる。拠点には食糧が備蓄されていたほか、貴重品は一部メンバーのみが開けられる金庫に入れられており、逃亡を防止する措置が取られていたようだ。

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https://www.sankei.com/smp/affairs/news/190524/afr1905240053-s1.html