丸山穂高議員の懲罰委検討も あまりの対応不誠実で

ビザなし訪問団で訪れた国後島で、酒に酔って戦争による北方領土の奪還論に言及した上、
訪問目的を完全に逸脱した「おっぱい」などのハレンチ発言を次々と暴露されている丸山穂高衆院議員(35)は24日、
出席を求められていた衆院議院運営委員会(議運)の理事会での聴取を、「体調不良」を理由に欠席した。

関係者によると、丸山氏側は病名を「適応障害」とする診断書を提出したといい、「2カ月間の休養が必要」と記されていたという。
今国会の会期末は6月26日で、会期は残り約1カ月。診断書通りだと、現在の通常国会には事実上出席しないことになる。
議員生命を左右しかねない説明責任を果たす機会を放棄した形で、「逃げた」といわれても仕方ない状況だ。

丸山氏は、野党が辞職勧告決議案提出を検討していた今月14日、ツイッターに「議運委や本会議では本人からの弁明機会すらない」と記述した。
今回議運弁明の機会を与えられたが、応じなかった。
20日には、衆院決算行政監視委員会に出席して2度も取材に応じたが、全議員と顔を合わせる21日の本会議はなぜか欠席。
ある野党議員は、「往生際が悪い」と切り捨てた。

理事会は今後、高市早苗委員長と与野党の代表者が丸山氏を訪ね、事実確認を行う。
拒否されれば、ともにビザなし訪問団に参加した政府職員から話を聴き、経緯を確認する。
与党はけん責決議案、野党6党派は辞職勧告決議案をそれぞれ衆院に提出したが、
今回の対応があまりに不誠実として、議決をもって登院停止や除名などを決められる衆院懲罰委員会の実施を検討すべきとの声も出始めた。
丸山氏の行動は、裏目裏目になりつつある。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190524-05241243-nksports-soci