人骨に見られる時代的な差。
具体的には縄文人と海渡系弥生人の形の違い。
北海道のアイヌと沖縄人の見た目の類似性、本土集団と異なる事を上手く説明出来る。

しかも伊江島の人骨に持つミトコンドリアDNAは、沖縄の現代人にあるだけじゃなく、日本列島の現代人にも広く共有されている。

が。しかし、
大陸の東海岸から南北3千キロ。
最近行われている古人骨のDNA分析から、この定説をひっくり返す結果がでている。

北海道で縄文時代から近世の集団のミトコンドリアDNA解析では、北海道の先住民族アイヌ人は、単純に縄文人直系というわけではなく、オホーツク文化人の遺伝的影響を強く受けて成立してたことが分かってきてきる。

琉球列島集団の成立は?
最近、伊江島のナガラ原第3遺跡から出土した、縄文時代後期から晩期に相当する(貝塚時代前期の人骨3体のミトコンドリアDNA解析をした。

この3体のミトコンドリアDNAは東北や北海道の縄文人と同じタイプだったが、詳しく分析すると、系統が1万年以上前に別れた系統だった。

弥生時代・平安時代に相当する(貝塚時代)の遺跡からは、現代の沖縄人に通じるDNAが検出されるが。
その中には、弥生時代に日本列島に入った来たと思われるタイプも解析。

一般的に、琉球列島に本格的な農耕が入るのは、貝塚時代の終わり頃。(10世紀以降
農耕開始期より前に本土人と共通のDNAが存在するのは、弥生時代以降の農耕民の拡散を説明出来なくなる。

ただし、ミトコンドリア解析は突き詰めれば「人類みな兄弟」なるから疑問を投げかける専門家も多数

結論
よく、分からんのです
>>200と同一です。はい