米マサチューセッツ州ボストン近郊に住む男性が仕事を終えて帰宅したところ、何者かが自宅の鍵を開けて侵入した痕跡を発見した。ところが何も盗まれた物はなく、家の中はきれいに片付けられ、掃除機までかけてあった。

ネイト・ローマンさんは今月15日、仕事帰りに息子を迎えに行って同州マルバラにある自宅に帰宅したところで不審に気付いた。この日の朝、施錠して出かけたはずの玄関扉は、鍵がかかっていなかった。

「家の中に入るとすぐ、どこかおかしいと気付いた」とローマンさん。いつも開けておく扉が閉まっていたことから、何者かが侵入したのは明らかだった。泥棒に入られたと思ったローマンさんは、2階の様子を見に行った。

ところが、この日の朝は散らかり放題だった息子の部屋が、隅々まできれいに整理整頓されていた。ローマンさん自身の部屋も、同じようにピカピカの状態だった。

「じゅうたんには掃除機がかけられ、何もかも整理整頓されていた」

通報を受けて駆け付けた警官は、家の中を捜索し、誰も隠れていないことを確認した。近所で不審者を見かけた人もいなかった。

盗まれたり壊されたりした物もなかったことから、警察は事件性がないと判断した。

バスルームには、トイレットペーパーで作ったバラの花が飾ってあった。ローマンさんは、清掃サービス業者が間違ってやって来たのではないかとも考えたが、台所だけは片付いていなかったことから、その説も疑わしいという。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35137454.html